小学生が宿泊学習でトコジラミ被害、かゆみや発疹訴え 同じ公共施設で2年前にも
京都市教育委員会の野外活動施設「花背山の家」(京都市左京区)で今夏にトコジラミが発生し、宿泊学習で利用した児童11人が発疹とかゆみを訴えていたことが、市教委への取材で3日までに分かった。同施設では、2017年にもトコジラミの被害があったという。
トコジラミは体長5ミリほどで南京虫とも呼ばれ、血を吸われると激しいかゆみなどを起こす。衣類などに付着し、人が暮らす室内に持ち込まれると強い繁殖力で増える。
市教委によると、7月にロッジを利用した児童8人が発疹などを訴えていると、同16日に学校から報告があった。ロッジの使用を中止し、職員が18日にトコジラミを発見。別の小学校からも同様の報告があり、2校計11人の被害が判明した。専門業者による駆除作業と駆除の状況を確認するための調査をしている。
別の建物でも17年9月にトコジラミの発生で、6校の児童と教員の計39人に被害があった。市教委は駆除と調査を繰り返し、現在も建物を閉鎖している。
客室の衛生管理は国が通知した要領などに基づいていたといい、花背山の家の安田公一所長は「ご心配をおかけして申し訳ない。引き続き専門家の指導の下、適切に対応していく」としている。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/26265
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